慶應付属3中学合格への方法論(下準備編)

【Road to Keio #1-4】「慶應普通部」の実際の入学志願書をまず書いてみよう!

photo_慶應普通部の入学志願書

こんにちは、慶應付属中専門の塾講師・家庭教師のたくと( @tact_roadtokeio )です。

さて、前々回の記事で、慶應付属3中学を目指すうえで何よりもまず最初にすべきことは入学志願書」を書くという作業、そしてその理由(メリット)について書きました。(前々回の記事はこちら↓。)

そして前回の記事では、慶應中等部」の入学志願書をどうやって書けばいいのかについて見てきました。

というわけで今回は、慶應普通部」の入学志願書について見てみましょう。

慶應普通部の実際の入学志願書を見てみよう!

ではさっそく、慶應普通部の入学志願書を見てみましょう。

今回ここに載せているのは、慶應中等部と同様に2020年度のものになります。(年度によって多少形式は変わりますが、中身の内容はほぼ同じです。)

photo_慶應普通部_入学志願書1

慶應普通部の入学志願書はB5サイズの両面型になっていて、こちら(↑)は表面です。

表面は特に気を付けるべきことは少なく、お子さんや親御さんの情報等を丁寧に書くという作業になります。

裏面はこちら(↓)。

photo_慶應普通部_入学志願書2

慶應普通部の入学志願書でポイントになるのは、この裏面にある「本校志望の理由」になります。この項目が慶應普通部が特に注目して読む項目なので、しっかりと準備して書きたいところです。

また、この「本校志望の理由」は保護者が書く欄なので、受験生本人が書く欄がないのが慶應中等部との違いです。

では、この「本校志望の理由」、どうやって書けばいいのでしょうか?

「本校志望の理由」は、どうやって書けばいいのか?

慶應普通部の入学志願書の「本校志望の理由」欄は、慶應中等部と同様に国語の読解問題を解く感覚で書きます。

国語の読解問題に例えると、設問にあたるのが入学志願書の本校志望の理由です。

そして本文にあたるのは、普通部案内」と「学校ホームページです。

普通部案内というのは願書の中に入っている冊子です。慶應普通部のことが約30ページに渡って記載されています。

ただこの普通部案内、中等部とは異なり学校ホームページからダウンロードすることはできません。出願時であれば学校から願書を取り寄せればいいのですが、今回おすすめしているように受験勉強を始めたようなタイミングでまず書いてみる場合は、メルカリなどフリマサイトで購入するのがオススメです。(twitterのDMなどでご連絡頂ければ、僕が持っているものをコピーしてお渡しすることはおそらく可能なので、その場合はご連絡ください。コピー代や郵送料といった実費はご負担頂きますが、それ以外のお金を取ったりはしないのでご安心ください。)

2020年度の普通部案内はこんな感じ(↓)です。

中はこんな感じ(↓)です。

この普通部案内と学校ホームページの2つを熟読し、慶應普通部が「どんな教育をしているのか」を読み取り、「本校志望の理由」欄を書くことになります

ちょっと簡潔にまとめておきましょう。

  1. 「普通部案内」と「学校ホームページ」を読む。
  2. 慶應普通部が「どんな教育をしているのか」を読み取る。
  3. 「普通部でしか受けられないその教育で、我が子を育みたい」というメッセージを含めた形で「本校志望の理由」欄を書く。

このように、国語の読解問題のイメージで「本校志望の理由」を書いていくわけです。

また、以前書いたこちらの記事(↓)も慶應普通部の「本校志望の理由」を書く際の参考になるかと思うので、お時間があるときにでも目を通してみてください。

できるだけ早い段階で親子でやることがオススメです。

そしてこの作業ですが、前回・前々回の記事でも書いたようにできるだけ早い段階でやりましょう。慶應普通部を目指すと決めた一番最初のステップにやるのがもっとも効果的だと思います。(僕が担当する普通部志望の生徒さんには一番最初の段階で一緒にやるようにしています。)

これも、国語の読解問題と同じですね。後回しにして時間が無くなってからやると、焦ってしまって本文を深く読み込めぬまま設問を解いて、とても低い点数を取ることになってしまいます。先手多少、後手必敗です。(前回記事参照。)

できるだけ早い段階でこの作業をすることで、慶應普通部を目指すという意思が明確になり、さらには「入学志願書」という形になるので、それを勉強机に置くことでお子さんの気持ちを引き締め、これからの勉強の支えとしての役割も担ってくれます。

また、この作業を通して慶應普通部をより深く知れるので、それによっても慶應普通部を目指す気持ちがより強くなり、勉強へのベクトルが強まっていきます。

なので、本当にできるだけ早い段階でやってみることをおすすめします。

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というわけで、今回はこのあたりで。

今回は「慶應普通部を目指し始めた段階で入学志願書を書くことで、目標を明確にする」ということを目的にこの記事を書いているので、あまり具体的な書き方には言及しませんでした。(書き方の縛りがあるとお子さん本人や親御さんの想いが入学志願書にしっかり乗らなくなるので、今回は自由度が高くなるように具体性を下げています。)

出願期が近づいたタイミングで、より具体的な入学志願書の書き方についての記事を新たに書いていく予定なので、もしご興味あるようでしたらブログのブックマーク、もしくは更新情報を投稿しているtwitterのフォローをよろしくお願いいたします。

ではでは、ご覧くださってありがとうございました。

また次回、お会いしましょう。